ラヴ100歳ライフ

「100歳まで一緒に生きよう」という夫婦の誓い

順調だったのに妊娠後期に切迫早産。

9月に入ってから急遽里帰りすることになり、自宅を離れています。
里帰り先の産婦人科で初めての検診を受けた時に、子宮頚管(子宮の出口までの距離)が短いため自宅安静と内服薬を処方、長距離移動と家事を禁止されました。
自宅と実家は車で往復できる距離なのでまだ自宅から通う予定でしたが、赤ちゃんの安全のために早めに29週で里帰りをすることにしました。
紹介状を書いてもらった時の検診で、既に子宮頚管が短めだから遠出の予定は控えるように、と言われていたのですが、普通に家事をして過ごしていたら、それでも少し短くなってしまったようです。転院先の病院で怒られてしまいました。

自宅安静と内服薬で3週間を実家で過ごし、子宮頚管は更に短くなってしまったため、現在は入院しています。
診断は絨毛膜羊膜炎(菌感染)による切迫早産です。
検診中は特に指摘されていませんが、子宮筋腫もあります。切迫早産の原因のひとつに子宮筋腫もあるようです。


31週に入院が決まり、24時間点滴で36週までの約1ヶ月で退院する予定です。
基本はベッドで寝ていますが歩行は禁止されていないので、洗面とお手洗いは自由です。今のところ食事も制限されていません。病気ではないので、食べ過ぎなくらい普通の食事が出ます。シャワーが浴びられないのと、腕に点滴の針を刺しているため、上半身の着替えもできません。
相部屋のみなさんも同じような状況です。私よりも若い週数の方もいるし、部屋を出れば同じく点滴をしている方ばかりです。体調を崩したり、副作用に悩んだり、私だけじゃない、と安心できることも…。

実家では安静解除を待ち望んでいましたが、それどころではなくなってしまいました。
少しでも安静とか子宮頚管が短いとか子宮口が開いているとか言われたら、ひどくなる前に必要以上に安静に過ごすことをおすすめします。
安静とは、布団で横になって過ごすことです。切迫早産は起き上がっているとお腹の重みが重力で下がってきてしまうので、たとえ座っているのでさえ良くないのだと言われました。
厄介なのは、私自身お腹の張り以外の自覚症状がないことです。お腹の張りとは子宮の収縮運動のこで、キュウ〜と硬くなること。少し経つとおさまります。これはお腹の赤ちゃんへの負担になり、とても苦しいそうです。子宮に押し出されて早産になってしまうと言われました。病院で指摘されるまでこれが張りだとわからなかったし、これが普通なんだと思っていたくらいです。
絨毛膜羊膜炎も自覚症状はありません。妊娠していなければ特に問題ないみたいですが、感染していると子宮頚管が柔らかくなりやすいんだそうです。
まんま私のことですが、自分で気付けることではないので、自宅安静を甘く見ていた部分もあるのかもしれません。

今生まれてしまうとまだ2000gもないので、赤ちゃんだけで更に入院になります。この週数だと命は助かるだろうけれど、体の機能は発達が未熟な可能性が高く免疫もほとんどない状態です。早産後ママにできることは母乳で免疫をつけてあげることだけです。
切迫早産のママは内服薬か点滴を打って安静にして、少しでも長くお腹の中に留めてあげることしかできません。なかなか辛いですが、それでもお腹の中にいる赤ちゃんは問題なく元気です。バイ菌だらけの外界にやってきてしまう赤ちゃんの方が辛い思いをすることになってしまうと思うと、自分が頑張って耐えるしかありません。


入院中は毎日赤ちゃんの心音を聞けます。
分娩室から声が聞こえてしまうこともあり…。
予定通りの分娩なのか、早産の分娩なのか、考えてしまうこともあります。
今日は入院後初めての検診があります。また怒られてしまうんじゃないか、ドキドキです。