ラヴ100歳ライフ

「100歳まで一緒に生きよう」という夫婦の誓い

生理は日々の悩み。

小学校高学年の時の初潮から1~2年でひどい生理痛に悩まされるようになりました。

鎮痛剤を知らなかった中学時代、毎月お腹が痛くなると保健室で寝込み、早退することもありました。

高校では鎮痛剤を飲み始めて学校生活への支障は軽減しましたが、痛みがあることには変わりなかったので、やはり生理は嫌なものという感覚。

妊娠をしてからほんの少しだけ意識が変わったので、記事にしてみようと思います。

 

まず、中高生だと生理痛がない人は、生理痛への理解がほとんどないということ。

「今日、生理だからお腹痛い…」

痛くない人からすると、1~2日間も痛みを抱えるという感覚がないみたいです。特に持病もなければこんなに長時間の痛みって生理くらいだと思います。初潮から数年で周期も安定していない世代で周りの経験談すらないと、理解がないのも当たり前だと思います。だからこんなに痛くなるのが信じられないくらいでした。友達が同じように生理痛の悩みを抱えていることを知ったとき、自分だけじゃないと安心しました。

 

私は鎮痛剤だけで全て解決はできませんでした。

次の生理日はなんとなく予測できるけど、大幅な生理不順ではないですが、ストレス等で少し日がずれてしまうのが怖かったです。鎮痛剤を飲むタイミング、効かなかったらどうしよう、飲んでも痛みがゼロになるわけではないのでできれば安静にしていたいこと、生理期間前半は量が多いからお手洗いが気になること、などなど。旅行の予定を立てるのすら大変でした。生理への悩みは生理痛だけではなかったということです。

同棲を始めてから、痛みを抑えるだけではどうにもならないことを痛感しました。

生理特有の違和感、不快感はあるけれど、仕事は頑張れる。毎月この理由で迷惑をかけるわけにはいかないという思いです。でも帰宅すると気が抜けてしまい、できるだけじっとしていたい。早く寝たい。家事に手をつける気になれない。主人もそんな私の姿を毎月見ているのは辛かったそうです。甘んじて怠けているようにも見えます。自分でそんな思いもありました。

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そんなことを友達と話していたときに、その子も生理痛が辛くてピルを飲み始めたという話を聞きました。

毎月ピルの費用が月3000円くらいかかること、毎日同じ時間にピルを服用すること、私が知っていた情報は不安要素になるばかりだったので、服用者の話はとても参考になりました。

鎮痛剤を飲まなくてもやり過ごせるくらい生理痛が減った。

経血の量が減ったのでナプキンの使用量が減った。

量が減ったのでモレることがなくなった。

同様に生理期間も少し短くなった。

生理前のイライラがなくなり、心が穏やかになった。

肌荒れがなくなった。

いつ生理がくるかわかっているから、予定が立てやすくなった。

生理日に予定を入れたかったら、生理日をずらせる。

服用をやめれば問題なく妊娠できる。

費用以上のメリットを感じました。

私が抱えていた生理への悩み不安要素がほとんど解消できるならと、ピルを服用する決心ができました。「生理がつらいならピルを飲むだけでかなり楽!」という後押しも心強かったです。

早速、近くの産婦人科の病院へ行き処方してもらいました。私が行った病院では、初診の問診票に生理痛や生理日に関する項目があり、私のような人が結構いるんだなと思えた瞬間でもありました。

医師に生理痛の悩みを相談して、ピルの説明を受け、「○日から飲み始めてね」という言いつけ通りに飲み始め、私は次の生理からかなり楽になりました。医師とは座ってお話するだけでした。

痛みはゼロではないけれど、鎮痛剤で抑えてもゼロではなかったことを考えると、仕方がないと割り切れる。

残念ながら私は経血の量が多い方だったようで、量が減ったとか期間が短くなったとかは、目に見える変化はありませんでした。比較すると少し減ったかも、という程度。

でも体のだるさは減ったので以前より家事はできるし、主人からすると「生理なのかわからないくらいいつも通りに見える」そうです。私の中ではさすがにいつも通りではありませんでしたが、確かに体も心も以前より楽でした。

何より、生理期間がいつからいつまでなのかがハッキリしたのが大きかったです。ズレるかもしれないという予備日を考える必要がなくなりました。

結婚式と新婚旅行は絶対に生理と重なりたくなかったので、かなり助かりました。日程を決めた段階で既に生理日が重なっていましたが、事前に医師に相談して、飲む日を調整してもらって生理日をずらしました。医師の説明に従うだけです。

外泊などの時にピルを忘れずに携帯して忘れずに飲まないといけませんが、1日忘れるくらいなら大きな問題にはなりませんでした。できるだけ早くに忘れた分を飲むとか、ずれた分がオリモノに少し経血が混ざる(オリモノシートで対応できる)程度でした。個人差はあると思います。自己判断だったので医師に相談した方がいいと思います。

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男性目線では避妊のためという感覚が強いようですね。

結婚式と新婚旅行を控えていたので、今は妊娠すべき時期ではないと思っていたのは確かです。こういった話は主人と考えは合わせてありました。でも私はその後は妊娠を希望していたので、ピルを飲むにあたって妊娠できなくなったらどうしようという不安があって、初めに医師に不安を打ち明けていました。「飲むのをやめたら普通に妊娠可能ですよ」と医師から言われるだけでかなり安心できます。

妊娠を希望して服用をやめるときも、医師に相談しました。

「飲みやめて、○日くらいが妊娠しやすい時期ですね」とちゃんとアドバイスもくれます。もともと私は生理痛の悩みで受診していたので、生理期間中に飲む鎮痛剤を処方してもらいました。なくなったらまた来てね、という感じで、ただ飲むのをやめるだけの話ですが、きちんと医師に報告して良かったと思えた瞬間です。(市販の鎮痛剤でも済むけれど、そんなに高くないし健康保険に加入しているなら使うべきだと思いました。)

ちなみに私はピルを約1年間飲んで、飲みやめて3ヶ月くらいで妊娠。生理が2回きて、3回目の生理が来ないで妊娠がわかりました。

ピルは薬ではなくホルモン剤で、ホルモンを調整して女性の体を安定させてくれるサプリのようなものだそうです。

生理の度に貧血で寝込んでしまう友達がいます。私は「産婦人科で相談した方がいいよ。病気の可能性だってあるし、もしピルを処方されたらホルモンの調整ができてすごい楽だよ!」とすすめるのですが、お金を出したくないのか、薬を飲むのがこわいのか、避妊のためという感覚が強いのか、病院にすら行こうとしません。本人は1ヶ月に1回我慢するだけだし、と思っているんだろうなと思ってしまいます。ピルを服用するだけでこんなに楽になることを覚えてしまった私は、その我慢もいらないのに、と思ってしまいました。

 

月3000円で買える日々の安定はかなり大きかったです。私が行っていた病院では2700円くらい。外食1回分くらいと考えていました。

妊娠をしたら子供ができた幸せと生理が1年なくなる!ハッピー!と思っていましたが、全くそんなことなかったです。生理のことを考えることがなくなるくらい悪阻は数週間続くし(ある意味では生理痛よりも辛かった)、その後は体が重くなって疲れやすくなって日々の生活での制限の方が負担が大きいんじゃないかと思います。

出産後、卒乳後、生理はまた開始されると思いますが、妊娠のこのつらさから開放されて体が楽になる、また次に妊娠できるようになる、と気持ちがプラスになったように思います。

妊娠出産を機に生理の体質が変わるとよく聞きますが、また生理がつらかったらピル服用も考えています。こんなに楽になれるならと主人が後押ししてくれるのもかなり大きいです。

生理に悩む女性が、改善のための第一歩を踏み出してもらえたらいいなと思い記事にしました。産婦人科に行ってみるという第一歩で、私は妊娠するまでの1年間を平和に過ごせました。

 

こちらのサイトでセルフチェックができます。体験記ではピル以外の改善法も載っています。

maitsuki-rakuda.jp

 

 

私がピルを飲み始めたのは24歳の時。20歳を過ぎてからは女性ホルモンが活発になり生理が重くなるという説もあります。10代で飲んでいいのかはわかりません。ネットでも安く買えるようですが、病院で処方される薬を個人で入手するのは不安がありました。完全に自己責任になります。私が通院していた病院の医師は男性ですが、プロに話せる環境は安心できます。

生理が及ぼす女性の体への負担をどうにかしたいというのがいちばん大きいです。軽い人がいる中で、重い人が損をしているような、そんな感覚。現代人になかなか避けられない部分だと思います。